子どもの身長、家ではどのくらいの間隔で測ればいい?

身長は、子ども時代のゆっくり進む数字です。体重は1日のなかでも上下しますが、背の高さは何週間、何か月とかけて少しずつ変わります。だからこそ、どのくらいの間隔で測ればいいかという質問には、ほっとするほどゆったりした答えがあります。測りすぎると、役に立つ情報より、不安や思いちがいの心配が生まれがちです。

身長がゆっくり変わる理由

赤ちゃんのころの急な成長のあと、子どもは1年にほどほどの身長を、不規則な波で伸ばしていきます。波と波のあいだには、柱の印がほとんど動かない週が続くこともあります。本当の変化は小さく、でこぼこしているので、数日ごとに測っても見えるのは測るときの誤差で、本当の成長ではありません。

まどわされる理由には、1日のリズムもあります。子どもは夕方より朝のほうが、ほんの少し背が高いのです。日中に背骨が少しずつ縮むからです。ですから、何時間かあけて測った2つの数字は、まったく成長していなくても違うことがあります。

ちょうどいい測るリズム

元気な子のほとんどには、軽い気持ちで測るくらいがちょうどいいのです。だいたいの目安はこうです。

  • 赤ちゃんと小さな幼児は、乳幼児健診で身長を測ってもらえるので、そのあいだに家で測る必要はほとんどない。
  • 大きめの幼児や、幼稚園・保育園に通う年ごろの子は、家で3か月から6か月ごとに測れば、流れを見るには十分。
  • 壁の身長計を楽しむなら、2か月に1回でも十分すぎるくらいで、季節ごとに1回でも大丈夫。
  • 誕生日のころは、点を記録して、1年ごとにくらべるのにわかりやすく覚えやすい時期。

どのくらいの間隔で測るかは、つまるところ、本当の違いが現れるだけの時間をあけることです。あわてて何度も測るより、少なくてもていねいに測るほうがずっといいのです。

家で正確に測るには

測るなら、回数より測りかたが大切です。いいかげんな方法は、本当はない変化をつくりだしてしまうからです。立てる子なら、こうします。

  • 壁かドアの枠を背にして立ち、かかと、おしり、肩をつける。
  • はだしで、足の裏を床に平らにつけ、ひざをのばし、かかとをそろえる。
  • 頭はまっすぐ、前を見て、目線を床と平行に。
  • 本や定規など平らな物を、頭のてっぺんにのるまでおろし、その位置で壁に印をつける。
  • 床から印までをメジャーで測り、日付を記録する。

毎回、同じ場所と同じ方法で。まだ立てない赤ちゃんは寝かせて身長を測りますが、家で正確に測るのはむずかしいので、たいていは乳幼児健診にまかせるのがいちばんです。

本当に記録しておきたいこと

家で測る価値は、1つの数字ではなく、流れにあります。身長といっしょに日付を書いておけば、子どもが時間をかけて描いていく線が見えます。子育てアプリや母子健康手帳を使えば、記録も簡単で、全部を一か所にまとめておけます。

同じ日に、友だちの子とわが子の数字をくらべたくなっても、ぐっとこらえましょう。子どもはそれぞれ違う速さ、違う時間割で育つので、その瞬間のくらべっこからは、ほとんど何もわかりません。役に立つのは、その子自身の線と、それが着実にのぼっているかどうかです。

もう少しこまめに見たほうがいいとき

身長を少しよく見ておいたほうがいい場面もあります。保健師や医師から、気をつけて見ておきたいことを伝えられたなら、流れを確かめられるよう、決まった間隔で測るようにすすめられることがあります。成長の心配があるときは、数か月ずつあけて測ると、すっきりくらべられます。それ以外の場面では、多く測ればいいということはめったにありません。

心配でしょっちゅう測っていると気づいたら、それはたいてい、柱を見つづけるのではなく、一歩下がって専門家に相談するときのサインです。

身長について医療者に相談したいとき

身長は長い目で見るほど多くを教えてくれます。何か月にもわたって身長が伸びていないように見える、時間をかけて成長曲線のパーセンタイルの線を下に横切っていく、背が低いことに加えて体重の増えが悪い、元気がない、発達の目安に届かない。こうしたときは、保健師やかかりつけの小児科医に相談しましょう。両親どちらよりもはるかに先を行くような伸びかたも、ときにはみてもらう価値があります。

日付のある記録があれば持っていきましょう。1つの数字より、流れの線のほうがずっと役に立ちます。相談するのに完璧な記録はいりませんし、専門家なら正確に測って、全体のなかで読みといてくれます。

軽い気持ちで

身長は、毎週追いかける数字ではありません。ときどき、ていねいに測り、日付を書き、毎日の数字ではなく1年ごとの流れを見る。そこそこ食べ、活発で、発達の目安を重ねている子は、今月の柱の印がどうであれ、ほとんどの場合ちゃんと育っています。

シンプルに答えるなら、家では数か月ごとに測り、あとは乳幼児健診にまかせるのがいちばんです。そのおだやかなリズムなら、本当の情報が手に入り、いらない心配をたくさんせずにすみます。

ポイント: 身長はゆっくり変わるもの。数か月ごとに、正確に測り、誤差しか見えないほど頻繁にではなく、1年ごとの流れを見ていきましょう。

NHS, Baby height and weight

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