小さな子と電車やバスでお出かけ。計画のコツ

電車やバス、路面電車は、小さな子との移動では、いろいろな意味でありがたい存在です。だれも運転に集中しなくていいし、窓の外にはたいてい見るものがあるし、チャイルドシートより小さな子が少し動けることも多い。でも同時に、人混み、階段、ホームとのすき間、そしてベビーカーと荷物と小さな人を一度にあつかうむずかしさもついてきます。少しの計画で、小さな子との電車やバスの移動は、あわただしいものから、お出かけの本当に楽しい一部に変わります。

混雑をさけて時間を選ぶ

移動がどうなるかをいちばん大きく左右するのは、いつ乗るかです。小さな子とベビーカーをかかえての満員のラッシュ電車は、だれにとっても楽しくありませんし、席をさがすことからドアの近くで子どもを守ることまで、なにもかもが大変になります。少しでも融通がきくなら、いちばんこむ時間をさけましょう。午前の半ばや午後の早い時間はたいてい落ちついていて、広さも席も多く、ずっと気持ちが楽です。

道すじを下調べする

出かける前の数分の計画で、当日のストレスがぐっと減ります。使う駅にエレベーターや段差のない通路があるか確かめましょう。人混みの中で長い階段にベビーカーをかつぎあげるのは、まさにさけたい場面です。どこから乗るか、どこで乗りかえるか、だいたいどれくらいかかるかをつかんでおきます。乗りかえ案内のアプリや駅の構内図には、エレベーターの位置がのっているものも多くあります。移動の形がわかっていれば、大人は落ちついて自信をもっていられ、それはお子さまにも伝わります。

ベビーカーか、抱っこひもか

小さな子との電車やバスで大事な選択のひとつが、どう運ぶかです。ベビーカーは疲れた足や荷物運びには最高ですが、階段やせまい通路、こんだ車内では大変で、たたむようお願いされることもあります。抱っこひもなら両手があき、お子さまもしっかり固定され、ベビーカー問題をまるごとさけられますが、長い一日だと疲れます。軽くてすぐたためるベビーカーが答えの日もあれば、抱っこのほうがずっとかんたんな日もあります。その日の移動に合わせて選びましょう。

安全をいちばんに

駅やバス停には、小さな子にとっての実際の危険があるので、いくつかのしっかりした習慣が大切です。ホームのはし、エスカレーター、道路の近くでは、お子さまと手をつなぐか、ベビーカーのベルトをしめておき、電車を待つあいだはホームのはしから十分に下がって立ちます。乗るときは電車とホームのすき間に気をつけ、歩ける子もすき間の上はかかえてわたしましょう。エスカレーターではお子さまを抱き、ベビーカーはなるべく乗せずにエレベーターを使います。「ホームとバス停では、いつも手をつなぐ」というシンプルな約束を決めておけば、みんながより安全です。

荷物は軽く、でも備えて

階段をのぼりおりしながら全部自分で運ぶことになるので、荷物はしぼりましょう。両手いっぱいではなく、かばんはひとつに。基本を優先します。水、おやつを少し、おむつとおしりふき、着がえ、小さな気分転換を1つか2つ。ベビーカーにかけるか体にななめがけできるマザーズバッグなら、切符やドア、お子さまのために手があきます。身軽なほど、階段やすき間の体力勝負に楽に対応できます。

移動そのものを楽しみに

電車やバスには、小さな子が本気でおもしろがるものがいっぱいあるので、それを使いましょう。電車の窓から流れていく景色をながめる、ほかのバスを見つける、駅を数える、電車がトンネルにびゅんと入るのを感じる。どれも、大人にはお金のかからない、小さな子が夢中になる体験です。見えるものを話し、通りすぎるものに名前をつけて、乗ること自体をお楽しみの一部にしましょう。静かな時間には、小さなおもちゃや絵本、「なにかな、みーつけた」ですき間をうめます。

切符と乗りこみは、前もって準備

もぞもぞする子をかかえ、うしろに待つ人の列がいるなかで切符をさがすのはストレスです。乗る前に準備しておきましょう。切符やICカード、定期券を手に持っておき、その路線で小さな子の運賃がどうなるか確かめ、自分があわてるより、急ぐ人は先に行かせましょう。ベビーカーや使いにくいホームで手助けが必要なら、駅員さんに声をかけてください。たいていよろこんで手を貸してくれます。あわてずに落ちついて乗りこめば、それが移動全体の空気を決めます。

ぐらつきに対応する

よく計画した移動でも、長かったりこんでいたりすると、小さな子はすりへっていきます。つらくなってきた早めのサインに気づき、大きくなる前に対応しましょう。おやつ、抱っこ、遊びを変える、できれば車内の静かな場所へ移る。かんしゃくが起きたら、落ちついてそばにいて安全を守り、まわりの乗客はたいてい心配するよりずっと理解があることを思いだしましょう。ひと駅手前でおりてひと息つくのも、いつでもありです。

健康と清潔について、ひと言

電車やバスでは、みんながさわる場所とたくさんの人がいるので、とくにおやつの前には、少し手をきれいにすると助けになります。お子さまの具合が悪い、熱がある、ぐったりしているときは、こんだ移動はお子さまにもまわりにもつらいので、そのお出かけを延ばせないか考えましょう。ふつうに元気な小さな子にとっては、バスや電車は健やかで、しばしばとても楽しい移動手段です。

今日からのヒント: 混む時間をさけ、エレベーターや段差のない道を調べ、その日に合わせてベビーカーか抱っこひもを選び、ホーム、エスカレーター、道路の近くでは手をしっかり。

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