赤ちゃんのうつぶせ寝は危ない?安全な寝かせかた
「うつぶせのほうがよく眠るって聞いたけど」「寝返りしたら、ひと晩じゅう見張るべき?」。赤ちゃんの寝る姿勢は、多くの保護者が迷うところです。眠りは月齢や体調、寝る環境で変わりますが、姿勢については、はっきりした安全の基本があります。あれこれ試す前に、まず24時間の様子と寝る場所を確かめましょう。
ひと言でいうと
どの眠りも、何も置いていないかたくて平らな寝床に、あおむけで寝かせましょう。うつぶせや横向きで寝かせはじめると危険が高まり、傾斜クッションや体を固定する寝かせグッズを使っても安全にはなりません。うつぶせ遊びに意味があるのは、赤ちゃんが起きていて、大人が見ているときだけです。
実際にはどうするか
赤ちゃんが自分で左右どちらにも寝返りできるようになったら、何度もあおむけに戻し続けなくてよい、というのが一般的な目安です。それでも、どの眠りもあおむけではじめ、寝床には何も置かないでください。寝返りがはじまったら、おくるみはやめましょう。持病などで寝かせかたが変わるかもしれないときは、家で工夫する前にかかりつけの医師にたずねましょう。
まず確かめておきたいこと
様子を見る前に、寝る環境を確かめることが先です。かたくて平らなマットレスにぴったりのシーツ、何もないベビーベッドやバシネット、あおむけで寝かせること、そして家族全員がそれを知っていること。そのうえで、暑くなりすぎていないか、呼吸が苦しそうでないか、飲みが悪くないか、いつになく起きにくくないかも見てあげてください。
寝かせかたの基本
- 赤ちゃんは、あおむけで寝かせましょう。
- かたいマットレスには、ぴったりしたシーツだけを。
- 寝床には何も置かないようにしましょう。
- このルールを、お世話をする全員と共有しましょう。
安全な寝かせかたの基本は、試すかどうかを選ぶものではありません。お昼寝にも夜にも毎回守り、誰がお世話をしても同じにできるようにしておきます。もし持病などで別の寝かせかたが必要かもしれないなら、変える前に医師と相談しましょう。
よくある質問
寝返りでうつぶせになってしまったら?
寝かせるときは、まずあおむけにする、を続けましょう。気になることは医師に相談してください。
横向き寝は、あおむけに入る?
入りません。公的な目安では、赤ちゃんはあおむけに寝かせるようすすめています。
頭の形が気になるので、枕を使ってもいい?
赤ちゃんの寝床に枕は置かないでください。頭の形が気になるときは、医師に相談しましょう。
ほかの人に任せるときは
祖父母やシッターには、寝かせる場所を実際に見てもらうのがいちばんです。どの眠りもあおむけで、何もない、かたくて平らな同じ場所から。加えてはいけない用品はどれか。急いで受診すべき呼吸のサインは何か。疲れたときにソファやひじかけ椅子で赤ちゃんと寝てしまわないためにどうするか。前もって共有しておきましょう。
今すぐできる安全チェック
寝床の見直しは、今日からできます。1週間待つ必要はありません。かたくて平らなマットレスにシーツだけ、あおむけで寝かせ、やわらかい物やゆるい物はすべて外します。お昼寝も夜も、誰が寝かせても同じ形にしましょう。
あわせて、ベビーベッドやバシネットの対象年齢とサイズの上限を表示で確認し、コードや暑くなりすぎる原因を取りのぞきます。夜中に疲れた大人がソファで寝落ちせずにすむ、授乳や寝かしつけの場所も決めておきましょう。息が苦しそう、顔色が青い、呼びかけに反応しないときは、すぐに119番です。次に寝かせる前に、ここまで終わらせておきましょう。
安全と、心地よさを守る
眠りの工夫をしていても、安全の基本はゆずれません。あおむけで、大人とは別の、何も置いていないかたくて平らな寝床に寝かせ、枕、ベッドガード、ゆるい寝具、寝かせクッション、傾斜のある用品は使わないこと。疲れきった夜に、ソファやひじかけ椅子でそのまま眠ってしまわないよう、前もって備えておきましょう。
つい起きがちなこと
- SNSで見たスケジュールに説得力があって、原因は1つだと思いこむ。
- ひと晩のうちに、眠りにかかわることを何もかも変えてしまう。
- 手軽さを優先して、安全な寝床から離れてしまう。
- 体の症状を、眠りのくせのせいにしてしまう。
うまくいっているかの見きわめかた
ここで大切な前進は、毎回の眠りがあおむけで、何もない、大人とは別のかたくて平らな寝床からはじまり、誰が寝かせても同じになること。長く眠るかどうかで判断しないでください。寝返りをしても、よく起きても、つらい夜でも、枕、寝かせグッズ、やわらかい物、傾斜のある用品が答えになることはありません。
もっと助けを求めたいとき
次のようなときは受診を。呼吸が変わった、止まる、大きないびきが続く、痛がる、飲みや食欲が悪い、体重が増えない、いつになく起きにくい、昼間の眠気が強い、急に大きく変わった。息が苦しそう、顔色が青い、呼びかけに反応しないときは、すぐに救急です。大人が限界に近いときも、まわりに助けを頼みましょう。
覚えておきたいこと
眠りのはじまりは、いつもあおむけ。寝床は何も置かず、大人とは別の、かたくて平らな場所に。寝返りをしても、目をさましても、枕、傾斜クッション、ベビー用の寝かせクッション、ゆるい毛布、傾斜のある用品は使わないでください。例外は、その子を診ている医師だけが決められます。
ポイント: 寝る姿勢の次の一歩は、いちばん安全で役に立つものを。そして、それをくり返せる形にしておきましょう。
NHS, Helping your baby to sleep