生後4か月の赤ちゃんの発達:発達の目安とおうち遊び

生後4か月ごろになると、赤ちゃんの動きはいきいきとして、ねらいがはっきりしてきます。やりとりを続けようとする、よく知っている声のほうを向く、いろいろな声を出す、目的をもって手をのばす、そんな姿が見られる子も多いでしょう。CDCのチェックリストは見守りに役立ちますが、目をひく1つの力より、全体の様子のほうが大切です。

赤ちゃんのほうから、やりとりに誘ってきます

笑ったり、体を動かしたり、声を出したりして、あなたの気をひこう、ひきとめようとする様子を探してみましょう。声をあげて笑う、キャーッと高い声を出す、唇や舌を使って音を試す子もいます。こうした試みは、気持ちを伝えようとしているのだと受けとめてこたえましょう。何かやってみせてと求めるより、声をまねして、短いことばを足し、間をとります。

手と口と注意が、いっしょに働きます

  • 体の真ん中近くに、にぎりやすいおもちゃを1つ差しだしてみましょう。
  • 赤ちゃんが見て、手をはらって、つかんで、安全なものを口に持っていくのを見守りましょう。
  • おもちゃをゆっくり動かし、赤ちゃんが興味をなくしたらやめましょう。
  • じょうぶな絵本で1枚か2枚の絵を見せ、赤ちゃんが選んだ絵についていきましょう。

生後4か月の体の動き

抱っこしているときに首がしっかりしてくる、うつぶせでひじをついて上体を持ち上げる、手を口に持っていく、おもちゃに手をのばしてはらう、そんな赤ちゃんが多くなります。あおむけとうつぶせ、両方の床遊びを続けましょう。寝返りがはじまるかもしれないので、ベッドやソファではなく床で遊び、高さのある台でおむつを替えるときは、片手を赤ちゃんから離さないようにします。

授乳のサインの読みかた

おっぱいや哺乳びんを見て口を開けるのは、楽しみにしているしるしかもしれませんが、離乳食をはじめる準備ができたという意味ではありません。離乳食の準備はいくつかの条件で考え、一般的には生後6か月ごろとされています。お子さまに合った進めかたは、医師や保健師にたずねましょう。

相談したいとき

4か月の目安でまだ見られないものや、ずっと気になっていることがあれば、かかりつけの小児科医に伝えましょう。音や人への反応が少ない、首を支えるのがむずかしい、腕の動きがとても少ない、体がとてもかたい、またはぐにゃっとしている、授乳がうまくいかない、できていたことができなくなった、といったことを伝え、どんな確認やフォローがよいかたずねてください。

赤ちゃんがはじめた遊びについていく

生後4か月ごろの赤ちゃんは、何に興味があるかがよくわかります。カシャカシャ鳴る布をじっと見ていたら、手の届くところに持っていって音のことを話してあげましょう。何度も足をけっていたら、その動きに合わせて短いリズムを歌ってみます。赤ちゃんのリードについていくと、集中は自然に長くなります。自分の動きが相手に伝わるとわかることは、気持ちを伝える力と自信の大切な土台になります。

手をのばす遊びを、安全に、満足できるものに

軽くてシンプルな形で、にぎりやすく、口に入れても安全なものを選びましょう。あおむけのときに、体の真ん中と、少し左右に差しだします。何回か試せるよう、たっぷり時間をとりましょう。ベビージムはぐらつかないものを床で使います。ひもでつないだおもちゃ、こわれた歯がため、のどにつまる大きさのものは片づけておきましょう。

寝返りがはじまったら、見守りかたも変わります

  • 片手を赤ちゃんに置いておくのがむずかしいなら、おむつ替えは床でしましょう。
  • ほんの少しの間でも、大人のベッド、ソファ、おむつ替え台に赤ちゃんを置いたまま離れないようにしましょう。
  • うつぶせは大人が見ているときだけにして、クッションやゆるい毛布をまわりに置かないようにしましょう。
  • 自分で動きまわるようになる前から、床に小さなものが落ちていないか確かめる習慣をつけましょう。

赤ちゃんは、自分でねらって寝返りをくり返す前に、偶然ころんと返ることがあります。はじめての思いがけない寝返りは、「今すぐ環境を変えて」という合図と考えましょう。

おすわりは急がず、体を支える力を育てる

床遊びの中で、体の反対側に手をのばしたり、ひじで体を押し上げたりすることが、役に立つ体のコントロールを育てます。ひざの上で少し支えてすわらせると、違う景色が見られますが、前に倒れたり横に傾いたりするなら、もっと支えが必要です。おすわり用の椅子は、自分で動いて練習するのと同じようにはバランスを教えてくれません。まだ自分で抜け出せない姿勢に置くより、いろいろな動きの中で力を育てましょう。

3〜4か月健診を、話し合いの場に

チェックリストは、ふだんの生活で見たことをもとに記入しましょう。動きや声、しぐさがことばで説明しにくいときは短い動画を持っていくと役立ちますが、撮れるまで受診を先のばしにしないでください。医師が何を見たか、聞こえや見え方の検査が必要か、次はいつ様子を見たいかをたずねましょう。あいまいな「大丈夫」より、はっきりした次の予定のほうが役に立ちます。

遊びと授乳が重なるころ

手を口に入れる、大人が食べるのをじっと見る、夜に起きる回数が増える。生後4か月ではこうしたことがあっても、すぐに離乳食をはじめるべきだという意味ではありません。おっぱいやミルクのサインにはこれまでどおりこたえ、離乳食をはじめる時期は、住んでいる国の目安とお子さまの健康状態をふまえて相談しましょう。授乳中に気が散るようになったら、静かな場所に移り、飲みきらせようとせず、短い休みをはさみましょう。痛がる、せきこむ、体重が増えない、おしっこの回数が減ったといったときは、月齢の記事だけで判断せず、専門家に相談してください。

お気に入りの遊びも、柔軟に

きのう大笑いした歌に、きょうは真顔でじっと見つめ返されることもあります。1回やってみて、間をおき、反応についていきましょう。赤ちゃんはその時々で違うことを練習していて、疲れや新しい場所でできることも変わります。遊びを柔軟にしておけば、すてきなやりとりがショーにならずにすみます。赤ちゃんがいつも笑ってくれるかどうかで、あなたとの関係がはかられるわけではありません。

ポイント: 寝返りができそうになったら、高さのある場所はどこも落ちる危険があると考えましょう。発達は、家の習慣が変わるより早く進むことがあります。

CDC, Developmental Milestones

NHS, Baby moves