赤ちゃんのベビーベッドには、何を置けばいい?

ふわふわの布団、かわいいベッドガード、お気に入りのぬいぐるみ。ベビーベッドを心地よく飾ってあげたくなる気持ちは、とても自然です。けれど赤ちゃんの眠りの安全は、何を足すかより、何を置かないかで決まります。眠りは月齢や体調でも変わりますが、寝床の整えかたには、はっきりした基本があります。

ひと言でいうと

赤ちゃんのベビーベッドは、わざと何もないように見えるくらいがちょうどいいのです。かたくて平らなマットレスに、ぴったり合ったシーツ。そこに赤ちゃんをあおむけに寝かせます。枕、ゆるい毛布、ベッドガード、ベビー用の寝かせクッション、おもちゃ、体を固定する寝かせグッズは、赤ちゃんの眠りを安全にするどころか、危険を増やします。

実際にはどうするか

あたたかさは、季節に合った寝間着や、体に合ったスリーパーで調節しましょう。頭はおおわず、暑くなりすぎないようにします。ベビーベッドとマットレスが今の安全基準(日本ではPSCマークなど)を満たしているか、コードが手の届かないところにあるかを確かめます。心地よさや見守りをうたう製品も、何も置いていない寝床や、病気のサインへの大人の目の代わりにはなりません。

まず確かめておきたいこと

まずは寝床の点検から。待つ必要はありません。かたく平らなマットレスとぴったりのシーツ、何も置かないベビーベッドやバシネット、あおむけでの寝かせはじめ、そして全員がそれを共有していること。そのうえで、暑くなりすぎ、息苦しさ、飲みの悪さ、起きにくさがないかを見ましょう。

ベビーベッドを整える4つのこと

  • ゆるい寝具は取りのぞきましょう。
  • おもちゃや寝かせグッズは取りのぞきましょう。
  • マットレスが枠にぴったり合っているか確かめましょう。
  • お世話をする全員が、同じ整えかたをするようにしましょう。

ここに並べたのは、安全な眠りのゆずれない土台です。お昼寝も夜も、毎回同じように。家族やシッターも同じようにできるよう、手順をそろえておきます。医療上の理由で違う寝かせかたが必要か迷うときは、自己判断せず、まずかかりつけ医と話しましょう。

よくある質問

赤ちゃんに毛布をかけて寝かせてもいい?

ゆるい寝具は、赤ちゃんの寝床に置かないようにしましょう。

ベッドガードを使ってもいい?

ベッドガードなどのやわらかい物は、寝床に置かないでください。

赤ちゃんに枕は必要?

必要ありません。赤ちゃんの寝床に枕は置かないでください。

ほかの人に任せるときは

ほかの人にお世話を任せる前に、ことばで頼むだけでなく、寝床の整えかたを目の前で見せておきましょう。どの眠りもあおむけで、同じ、何も置いていないかたくて平らな場所からはじめること。決して足してはいけない用品。すぐに受診すべき呼吸のサイン。そして疲れた大人がソファやひじかけ椅子で赤ちゃんと寝てしまわないための工夫。これらを伝えておきます。

今すぐできる安全チェック

寝床を整えることに、様子見の期間はいりません。かたくて平らなマットレスにぴったりのシーツだけを敷き、あおむけに寝かせ、やわらかい物、ゆるい物は取りのぞきましょう。お昼寝にも夜にも、お世話をする全員が同じやりかたを守ります。

ベビーベッドやバシネットの対象年齢とサイズの上限をメーカーの表示で確かめ、コードや暑くなりすぎる原因を遠ざけましょう。疲れた大人がソファでうとうとせずに授乳や寝かしつけができる場所も決めておきます。息が苦しそう、顔色が青い、呼びかけに反応しないときは、すぐに119番を。このチェックは、次に寝かせる前にすませましょう。

安全と、心地よさを守る

どんな工夫をしていても、赤ちゃんが眠るときの安全の基本は同じです。あおむけで寝かせはじめ、大人とは別の、何も置いていない、かたくて平らな寝床に。枕、ベッドガード、ゆるい布団や毛布、寝かせクッション、傾斜のついた用品は使いません。くたくたの夜こそ、ソファやひじかけ椅子で寝てしまわないよう気をつけましょう。

つい起きがちなこと

  • SNSで見たやりかたに引っぱられて、原因はひとつだと思いこんでしまう。
  • 一度に、眠りにかかわることをあれこれ変えてしまう。
  • 手軽さのために、安全な寝床をあきらめる。
  • 体の不調のサインを、眠りの習慣の問題だと思ってしまう。

うまくいっているかの見きわめかた

目指すのは、毎回あおむけで、何も置かない、大人とは別のかたくて平らな寝床から眠りがはじまり、家族の誰もがそれを再現できる状態です。睡眠時間の長さは、成功の物差しではありません。寝返りや夜泣き、つらい夜があっても、枕、寝かせグッズ、やわらかい物、傾斜のある用品を加えないでください。

もっと助けを求めたいとき

呼吸の変化や止まる様子、大きないびきが続く、痛み、飲みや食欲が悪い、体重が増えない、いつになく起きにくい、昼間の強い眠気、急な大きな変化があるときは受診しましょう。息が苦しそう、顔色が青い、呼びかけに反応しないときは、すぐに救急を。大人の疲れきった状態も、手助けを頼んでいい立派な理由です。

覚えておきたいこと

覚えておきたいのは、あおむけ、何もない、大人とは別、かたくて平ら、の4つです。寝返りをしても目がさめても、枕や傾斜クッション、ベビー用の寝かせクッション、ゆるい毛布、傾斜のある用品は安全になりません。その子だけの例外は、かかりつけの医師が決めるものです。

ポイント: ベビーベッドの整えかたは、いちばん安全で役に立つ次の一歩を選び、くり返せる形にしておきましょう。

NHS, Helping your baby to sleep

NHS, Sudden infant death syndrome

WHO, Sleep guidance for children under five