小さな子との図書館。行く前、図書館で、帰ってから

図書館は、小さな子の親にとって、いちばんすてきな無料の場所のひとつです。試せる本がずらりと並び、あたたかい室内があり、無料のおはなし会やわらべうたの会があることも多いもの。でも小さな子との外出は、予想がつかないと感じることもあります。シンプルでくり返せるリズムがあると、とても助けになります。行く前、図書館で、帰ってから。訪問をおだやかに保ち、本が家にやってきつづけるための流れを紹介します。

この年齢に決まった流れが役立つ理由

小さな子は、何が来るかわかると安心します。図書館通いの流れが、毎回だいたい同じだと、外出が子どもにとって安心でこなせるものに感じられ、大人のストレスも減ります。用事が、子どもが楽しみにする小さな習慣に変わり、本を開く前から本へのいい気持ちが育ちます。

ここで紹介するのは、きっちりした台本ではありません。子どもの機嫌や大人のその日に合わせて曲げられる、親しみやすい形です。

行く前に

少しの準備で、たくさんのぐらつきを防げます。

  • いい時間を選ぶ。疲れておなかがすいているときではなく、お昼寝とおやつのあと、休んで満たされているときに。
  • 「図書館で新しい本を選ぼうね」と短く話して、何が来るか子どもにわかるように。
  • 必要な物を持つ。図書館カード、本を入れるバッグ、返す本。
  • やさしい目安をひとつ決める。「今日は3冊選ぼうね」など、こなせそうな外出に感じられるように。

時間選びが、いちばん大きな決め手です。よく休んだ小さな子は棚を楽しめますが、疲れすぎた子には無理です。

図書館にいるあいだ

中に入ったら、短く、子どもが主役で。子どものコーナーへ行って探らせ、低い棚から本を引っぱりだし、目にとまった本を持ってすわらせましょう。1冊ずつすぐに棚にもどしたくなっても、こらえて。見てまわることこそが目的です。クッションやビーズクッションがあれば、そこで1、2ページいっしょに読んで、その場になじみましょう。

小さな子は長い時間はもたないので、1時間ではなく10分から20分をめざして。おはなし会やわらべうたの会があれば、この年齢にはとてもすてきで、歌と手遊びとほかの小さな子でいっぱいの、いちばんの楽しみになることもよくあります。

選ぶのはやさしく導いて。棚まるごとではなく少しの中から選べるようにし、何を持って帰るかは、好みに驚かされても、子どもに本当に決めさせましょう。自分で選んだ本は、あとで読むのをずっと楽しみにします。

期待は小さな子のサイズに

図書館は昔よりずっと小さな子におおらかになっていますが、ほかの人のために少し静かにするのはやさしいことです。いつも「しーっ」と言うより、かんしゃくになる前に終わるくらい短く切りあげ、大人が小さな声のお手本に。子どもが大声になったりそわそわしたりしたら、がんばり続けるのではなく、カウンターへ行って借りる合図です。いい気分で終われば、また来たくなります。

帰ってから

図書館通いは、出口で終わりではありません。家ですることが、借りた本を立派な読書に変えます。

  • わくわくが新しいうちに、その日のうちに新しい本をいっしょに読む。
  • 本の置き場所を決める。かごや棚の一角に置き、おもちゃの下に消えないように。
  • 返却日を、冷蔵庫にメモを貼るなどして覚えておき、期限切れやなくすのを防ぐ。
  • 「どの本がいちばん好きだった?」と外出のことを話して、あたたかくしめくくる。

借りた本をすぐに読むと、外出がおはなしの楽しさと結びつきます。それこそが育てたい結びつきです。

いつもの習慣に

本当の魔法は、くり返しにあります。だいたい同じ曜日と時間に、毎週か2週に1回行くと、図書館が家族のリズムになじみます。何か月かで、子どもは場所も、職員さんも、流れも覚え、どんどんらくに、楽しくなっていきます。定期的に通えば、ほとんどお金をかけずに、新しい本がいつも家に流れてきます。

相談したほうがいいとき

図書館通いは習慣と楽しさのことなので、流れそのものに医学的に気をつけることはありません。いつものように、もっと広い心配、たとえば時間がたっても本や絵にまったく興味を示さない、ことばが思うように育っていない、おはなし会で歌や声がはっきり聞こえていないように見える、という場合は、地域の保健師さんやかかりつけの小児科医に伝えましょう。これらはことばと聞こえの一般的な目安で、やさしく伝えています。早めに伝えるのは、必要な支えを子どもに届ける助けになるだけです。

覚えておきたいこと

小さな子との図書館の流れは、結局のところ、外出の時間をうまく選び、訪問は短く子どもが主役で、いっしょに何冊か選び、わくわくしているうちに家で読む、ということです。定期的にくり返せば、図書館は大切な無料の週の一部になり、新しいおはなしを子どもの暮らしに流しつづける、いちばんかんたんな方法のひとつになります。

ポイント: 休んでおなかを満たしてから出かけ、図書館では短く子どもが主役で、何冊かいっしょに選び、その日のうちに家で読む。外出とおはなしの楽しさが結びつきます。

NHS, Learning to talk (Start for Life)

UNICEF, Reading and early learning at home