子ども向けアプリを入れる前の、プライバシーチェック
学びと楽しさを約束するカラフルなアプリは、まったく問題なさそうに見えます。でも、そのやさしいキャラクターのうしろで、データを集めていたり、広告を出していたり、まったく必要のないものへのアクセスを求めていたりすることもあります。小さな子にはそのどれも判断できないので、見きわめるのは大人の役目です。入れる前の数分のチェックで多くのことが防げますし、すぐに面倒ごとではなく習慣になります。
子ども向けアプリこそ、よく見たいわけ
小さな子向けのアプリは、商売の圧力が本当に強い場所にあり、すべての開発元がお子さまの利益をいちばんに考えているわけではありません。必要以上の情報を集めるもの、広告だらけのもの、遊びと販売のさかいめをあいまいにするものもあります。ダウンロードする前にかんたんなプライバシーチェックをすれば、アプリがもうお子さまの端末に入ってから問題に気づくのではなく、ストアの段階でいちばんひどいものをふるい落とせます。
だれが、なんのためにつくったか
まずは開発元から。定評のある子ども向けブランド、公共放送、名の知れた教育系の出版社は、何の情報も見つからない無名の会社より、たいてい安心です。そのアプリがどうやってお金をかせいでいるか、考えてみましょう。無料で、目立つ広告もサブスクリプションもないなら、そのビジネスの元手はお子さまのデータや注意かもしれません。インストールをタップする前に、少し立ちどまる価値があります。
求められるアクセス許可を読む
入れる前か入れた直後に、アプリが何へのアクセスを求めているか見てみましょう。シンプルなお絵かきやおはなしのアプリに、位置情報、連絡先、マイク、カメラが本当に必要な理由はありません。アプリが実際にすることと合わないアクセス許可は、警告のサインです。主なOSならどちらでも、設定でひとつずつアクセス許可を確認してオフにできるので、本当に必要なものだけを許可し、ほかは断りましょう。
プライバシーの表示をちらっと見る
いまのアプリストアには、アプリが集めるデータの要約や、それがお子さまにひもづけられるか、追跡に使われるかが表示されています。法律の文章を全部読む必要はありませんが、この短い要約は、プライバシーチェックの役に立つ一部です。小さな子向けのアプリが広告のために識別情報をごっそり集めていたり、第三者とデータを共有していたりするなら、ほとんど何も集めないアプリより、ずっと疑ってかかっていいのです。
広告と課金を確かめる
ストアの説明で広告とアプリ内課金についての注意書きを確かめ、最近のレビューをいくつか読みましょう。説明にはかくれている、しつこい広告やお金を使わせるわなに、レビューがふれていることがよくあります。小さな子には、広告のないアプリのほうがずっと望ましいのです。小さな子は広告とゲームの区別がつかず、すぐタップへ誘われてしまうからです。広告も課金もないアプリなら、お子さまが使いはじめてから見はることがひとつ減ります。
まず、大人がためしてみる
お子さまに渡す前に、数分アプリを使ってみましょう。ほかのアプリをすすめるポップアップ、ウェブやSNSへ外に出ていくリンク、チャット機能、何か変だと感じる中身がないか見ます。子ども向けとして売られているアプリのなかには、1、2ステージ進むと意外なほど不適切なものが出てくるものもあります。自分のチェックリストにそって大人がさっとためせば、ストアの説明では決してわからないことがつかまえられます。
安全のために、設定をととのえる
合っていると決めたら、少し時間をとって設定しましょう。SNSやチャットの機能はオフに、できるならパーソナライズされた広告もオフに、自動再生もオフにして、購入が大人のパスワードでロックされているか確かめます。ログインしたままの自分の端末ではなく、子ども用のプロフィールや見守り機能つきのアカウントを使えば、すっきりした管理ができ、大人のアカウントや支払い情報を小さな手から遠ざけられます。
時間とともに、どう変わるか見る
見きわめはダウンロードのときの1回きりではありません。アプリは更新され、変わっていくからです。問題なかったアプリが、新しいバージョンで広告や新機能、データの収集を加えることもあります。お子さまが何を使っていて、それがいまどうふるまっているか、ときどきちらっと確かめ、気持ちよくない方向へずれていったものは消しましょう。入れておくアプリを少なくしておけば、この見なおしはずっと楽になります。
何かおかしいと感じたら
アプリがお子さまに個人的な情報を聞いてくる、知らない人との連絡をすすめる、ぎょっとするような内容を見せる、という場合は、ためらわずに消し、必要ならアプリストアに報告しましょう。お子さまのことをいちばん知っているのは大人で、その居心地の悪さは、動くのにじゅうぶんな理由です。その直感を信じることは、チェックリストのどの項目よりも大切です。どんなリストも、つくりの悪いアプリがしでかしうることを全部は予想できないからです。
無理なく続けるために
たくさんあるように聞こえますが、実際には1つのアプリにつき2、3分の手早い流れに落ちつき、すぐに、何度ももどってくる信頼できる小さなセットができあがります。ごほうびは心からの安心です。お子さまの端末に入っているいくつかのアプリは、思いつきでダウンロードしたのではなく、ていねいに選んだものだとわかっていること。その落ちついた自信こそ、いいプライバシーチェックがくれるものです。
要点: 入れる前に、開発元、アクセス許可、プライバシーの表示、広告を確かめ、大人がためしてみましょう。設定は、購入をロックし、SNS機能をオフにして。
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